いつも使っているあの「ペイペイ」が、ついにアメリカの株式市場へ。投資界隈では大きな話題になっていましたが、本日3月12日、PayPay(ペイペイ)株式会社の米国IPO(新規上場)価格が「16ドル」に決定したというニュースが飛び込んできました。
まずはニュースを簡単に解説しますね。当初、1株あたり17ドル〜20ドルくらいで売り出される予定(仮条件)だったのですが、実際にはそのラインを下回る16ドルに落ち着きました。専門用語で「仮条件下限を下回る」と言いますが、これは投資家たちが「提示された価格は少し高いんじゃないか?」と慎重になった結果だと言えます。日本企業として過去最大級の米国上場と期待されていただけに、少し苦いスタートという印象を与える結果となりました。
このニュースを見て僕が率直に感じたのは、「世の中そんなに甘くないんだな」という、少し身が引き締まるような思いです。PayPayといえば、今や日本中で見ない日はないほどのインフラですよね。僕も自営業時代からお世話になっていますし、今のバイト生活でも支払いはほとんどPayPayです。
そんな身近で「最強」に見えるサービスでも、いざ世界の厳しい投資家の目に晒されると、これほどシビアな評価を受ける。改めて、株式投資の「価格」が決まる瞬間の厳しさを教えられた気がします。
僕は今、40歳で人生をリスタートし、アルバイトをしながら一円、十円の重みを噛み締めています。時給で稼いだお金をコツコツと新NISAなどで運用している身からすると、今回の「16ドル」という数字は、どこか親近感すら覚えます。
「もっと高く評価してほしいけれど、現実(市場)は今の自分をこう見ているんだ」というギャップ。これは僕自身の再出発にも似ている気がするんです。自営業で17年やってきたプライドがあっても、今の市場(バイト先)での僕の価値は「新人」であり、決まった時給です。PayPayも、日本での実績は十分でも、アメリカという巨大な市場では「これから真価を問われる存在」として、冷静な一歩を刻んだのかもしれません。
今後の考察ですが、この「16ドル」というスタートは、決して絶望的な数字ではないと僕は見ています。むしろ、期待値がパンパンに膨らんだ高い価格で上場して、その後に暴落するよりも、低めの価格から実力を証明していく方が、長期的な投資家にとっては安心材料になることもあるからです。
PayPayがこれからアメリカで集めた資金を使い、どのような成長を見せるのか。日本国内での圧倒的なシェアをどう利益に変えていくのか。その「中身」が伴ってくれば、株価は後からついてくるはずです。僕たち生活者にとっては、上場を機にサービスがより便利になったり、新しい還元策が生まれたりすることを期待したいですね。
ただ、投資初心者としては「有名だから」「みんなが使っているから」という理由だけで飛びつくのは少し危険かもしれません。今回のニュースのように、プロの投資家たちの厳しい視線を一度通した後の「現実の評価」をしっかり見極める力が、僕たちの資産を守る鍵になるのだと思います。
皆さんは、このPayPayの「16ドル」という評価、安いと思いますか?それとも妥当だと思いますか?

