僕も大好き楽天経済圏!
私たちが日頃からお世話になっている楽天グループから、最新の通信簿である決算発表が届きました。今回の内容は、希望に満ちた明るいニュースと、思わず顔をしかめてしまうような厳しい現実が入り混じった、非常にインパクトの強いものとなっています。
絶好調を維持する「楽天市場」と「楽天カード」
まず、明るいニュースからお伝えしましょう。ネット通販の楽天市場や、クレジットカードの楽天カード、そして楽天証券といった私たちの生活に欠かせない事業は、驚くほど順調に成長しています。売上全体で見ると、なんと創業以来ずっと右肩上がりを続けており、今年もその記録を更新しました。
特に金融事業の強さは圧倒的です。楽天カードをメインで使う人が増え、そこから生まれる利益がグループ全体の土台をしっかりと支えています。さらに、最近は人工知能を業務に積極的に取り入れることで、膨大な事務作業を効率化し、新たな利益を生み出す仕組み作りにも成功しています。このあたりの「稼ぐ力」については、さすが楽天と言わざるを得ません。
悲願の「モバイル事業」がついに一歩前進
そして、皆さんが一番気になっているであろう携帯電話事業。これまで莫大な先行投資を続けてきましたが、ついに一つの大きな壁を乗り越えました。日々の運営にかかるコストを、売上だけでまかなえる状態にまで改善したのです。
契約する人の数も順調に伸びており、プラチナバンドと呼ばれるつながりやすい電波の運用も始まりました。楽天モバイルを契約した人が楽天市場での買い物も増やすという、楽天ならではの「循環」がうまく回り始めているのは、大きなポジティブ材料と言えるでしょう。
目をそらせない「ネガティブ材料」と継続する赤字
しかし、ここからはあえて厳しい現実にも触れなければなりません。実は、グループ全体で見ると、本業の儲けを示す利益は前の年と比べて大幅に減ってしまいました。さらに、最終的な損益については、何年も連続で大きな赤字が続いています。
これほど大きな赤字が続いている決定的な理由は、モバイル事業におけるこれまでの膨大な投資のツケが、まだ重くのしかかっているからです。さらに、以前投資していた他社の株の評価が下がったことによる損失も、今回の決算の足を引っ張る形となりました。
また、これからさらに電波の品質を良くし、つながらない場所をなくしていくためには、これからも多額の資金を注ぎ込み続けなければなりません。借金の返済も控えている中で、どこまで踏ん張れるのか、まさに今が正念場なのです。
私がこの決算を見て感じること
私自身、今回の決算を見て、楽天という会社が持つ「執念」のようなものを感じました。これだけの赤字を抱えながらも、決して歩みを止めず、日本のモバイル業界に風穴を開けようとする姿勢は、投資家としても一人の利用者としても、見守りがいがあると感じます。
ただ、楽観視もできません。通販や金融で稼いだ貴重な利益を、すべてモバイル事業が飲み込んでしまっている現状は、健全とは言い難いのも事実です。今後、モバイル事業が「重荷」から「金の卵」に完全に化けることができるのか、それとも資金が尽きてしまうのか。
この挑戦の結末がどちらに転ぶにせよ、私たちの生活に大きな影響を与えることは間違いありません。これからも、期待と不安を抱きながら、この巨大な企業の冒険を冷静に見届けていきたいと思います。
株主優待楽しみに待ってます!

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