100万円を超えた日。
通帳の数字を何度も見返した。
6万円から始めた自分が、
ようやく“6桁”を抜けた。
正直、少しは世界が変わると思っていた。
でも、何も変わらなかった。
朝は同じ時間に起きる。
仕事も同じ。
生活も同じ。
変わったのはひとつ。
「減るのが怖い」という感覚。
それまでの僕は、
増やすというより“貯める”ことだけを考えていた。
でも100万円を超えた瞬間から、
“失う怖さ”が出てきた。
もし急な出費があったら?
もし事業がうまくいかなかったら?
もしこれが一気に減ったら?
100万円は安心のはずだった。
なのに、
初めて“守らなきゃいけないもの”ができた感覚になった。
お金は安心をくれると思っていた。
でも実際は、
新しい不安も連れてくる。
そこで初めて気づいた。
金額が増えても、
心が強くなるわけじゃない。
守る力がなければ、
数字はただの幻だ。
100万円はゴールじゃなかった。
ようやく、
「次を考えられる位置」に立っただけだった。
今なら思う。
100万円は、正直いけるときがある。
仕事が忙しくてお金を使う暇がない月。
予想外の出費がない月。
ギャンブルのパフォーマンスが良い月。
流れが噛み合えば、
届くこともある。
だから僕にとって、
100万円は分岐点じゃなかった。
本当の分岐点は、
たぶん500万円だと思っている。
偶然では届かない額。
勢いだけでは維持できない額。
100万円は“通過点”。
ここから先、
本当の守備力が試される。
そして僕は、
次の問いに向き合うことになる。
守るだけでいいのか。
それとも、攻める準備をするのか。
コメントを残す