最近、SNSやYouTubeを開くと「新NISAはこの銘柄一択!」「億り人のポートフォリオを公開!」なんて景気のいい言葉が飛び込んできますよね。投資を始めたばかりの頃って、何を信じていいか分からないから、つい「成功している人のマネをすれば間違いないはず」と思ってしまいがちです。
でも、ちょっと待ってください。その「完コピ」、実は恐ろしい落とし穴が潜んでいるかもしれません。資産1億円を持つFP(ファイナンシャルプランナー)の方が指摘する、いわゆる「NISA貧乏」への入り口について、今日は一緒に考えてみたいと思います。
①ニュースの要約:なぜ「完コピ」で貧乏になるのか?
今回のニュースの核心は、**「投資の成功者とあなたでは、取れるリスクの大きさが根本的に違う」**という点です。
資産をすでにお持ちの「勝ち組」の人たちは、たとえ投資先が30%暴落しても、生活が揺らぐことはありません。しかし、それを一般の生活者が新NISAでそっくり真似してしまうと、一時的な下落に耐えられず、パニックになって損をした状態で売却(狼狽売り)してしまうケースが多いそうです。自分の収入、家族構成、予備の現金……。これらを無視して「手法」だけをコピーすることが、資産を増やすどころか生活を苦しくさせる「NISA貧乏」の正体だと警鐘を鳴らしています。
②このニュースを見て僕が思ったこと:「隣の芝生」は青すぎて毒になる
このニュースを見て、僕は「心臓が痛いな……」と感じました(笑)。
僕自身、投資を始めたての頃は、有名な投資家が「今はこれだ!」と言えば、自分の状況も顧みず飛びつきたくなったものです。でも、投資において一番大事なのは「利回り」ではなく、実は**「夜ぐっすり眠れるかどうか」**なんですよね。
誰かの成功体験は、その人の「体力(資産額)」があってこそ成立するもの。それを無理に自分の小さな財布に詰め込もうとすれば、どこかが破綻するのは当たり前。投資は「自分との対話」なのに、いつの間にか「他人との比較」になってしまっている。そんな現状を鋭く突かれた気がします。
③自分の立場からの感想:バイト生活で見えた「身の丈」の強さ
僕は40歳で17年続けた自営業をたたみ、今はアルバイトをしながら人生を再スタートさせています。
自営業時代は、とにかく「大きく稼ぐこと」ばかり考えて、無理なリスクを取ったこともありました。でも、一度すべてをリセットして今の「時給生活」になってから、お金に対する感覚がガラリと変わりました。
今の僕にとって、1万円の含み損は「バイト10時間分以上の労働」が消えるのと同じ重みです。そんな僕が、資産1億円の人が勧める「ハイリスク・ハイリターンな銘柄」を完コピしたらどうなるか? おそらく、毎日スマホの画面にかじりつき、仕事も手につかなくなるでしょう。
新NISAは確かに素晴らしい制度ですが、大事なのは「SNSの誰か」を勝たせることではなく、「数年後、数十年後の自分」を助けることです。時給で稼いだ大切なお金を、他人のコピーではなく、自分の生活のペースに合わせて積み上げていく。この「身の丈に合った投資」こそが、一番の近道だと今は確信しています。
④今後の考察:情報過多の時代に「自分軸」を育てる
これから新NISAがもっと普及するにつれ、「完コピ失敗談」はさらに増えていくでしょう。特に相場が悪くなった時に、「あの人が言ったから買ったのに!」という不満が爆発するかもしれません。
でも、これからの時代に生き残る投資家は、情報の取捨選択ができる人です。勝ち組の意見を「答え」として受け取るのではなく、あくまで「一つのサンプル」として眺める。そして、自分の家計簿と相談して、**「もし明日、このお金が半分になっても笑っていられるか?」**という基準で投資先を選ぶ。
「全世界株(オルカン)」がいい、「米国株(S&P500)」がいいといった議論も盛んですが、最終的には「自分が納得して、長く持ち続けられるか」が勝敗を分けます。ブームが去った後に、淡々と積み立てを続けている人だけが、本当の果実を手にできるはずです。
⑤読者への問いかけ:その投資、自分の言葉で説明できますか?
「なんでその銘柄を買ったの?」と聞かれた時、もし答えが「あの有名人が言っていたから」だけだとしたら、少し危険信号かもしれません。
皆さんの投資先は、皆さんの「リアルな生活」を守ってくれるものですか?
派手な成功物語に惑わされず、自分にとっての「ちょうどいい投資」を、一緒に探していきましょう。
※細心の注意を払っていますが、主観や見落としがあるかもしれません。僕も日々勉強中の身ですので、最終的な投資判断は必ずご自身でも情報を確認した上で行ってくださいね。
コメントを残す