バイトが始まって、1か月が過ぎた。
正直、最初はどうなることかと思った。
40歳で新人。
年下の先輩に教わりながら、
わからないことだらけの毎日。
でも、最近は少しずつ仕事も覚えてきた。
まだ完璧ではない。
ミスもある。
でも、明らかに最初の頃とは違う。
「次に何をするか」が見えるようになってきた。
自分でも、ちょっとだけ順調だと思う。
そして最近、うれしい話があった。
月に200時間はいかないくらいの時間帯で働ける、
いわゆる“チーフ”とか“ミドルスタッフ”みたいな枠に申請できる話が来た。
正式な名前はまだよくわからない。
でも、働ける時間が増えるかもしれない。
それが、純粋にうれしかった。
普通に考えれば、
「働く時間が増える=大変」かもしれない。
でも、今の自分にとっては逆だった。
もっと働きたい。
そう思えた。
今は1日3時間とか、4時間とか、5時間のシフトが多い。
もちろん、家からすぐ近い。
だから、3時間でも全然通える。
それはありがたい。
でも、3時間って意外と短い。
仕事をして、少し慣れてきた頃には終わる。
「あれ、もう終わり?」
そんな感覚になることもある。
そして帰ってから、時間が余る。
その“余った時間”が、今の自分にはちょっときつい。
長年働いてきた人間ほど、
時間が空きすぎるのがしんどいのかもしれない。
僕は17年間、自営業をしてきた。
両親と仕出しの仕事を続けてきた。
忙しいのが当たり前。
休みが少ないのが当たり前。
だから、急に時間ができると、
逆に落ち着かない。
何をすればいいのかわからなくなる。
趣味がないわけじゃない。
でも、今までそれなりに遊んできた。
だからこそ、
連休が長すぎても、正直やることがない。
2連休くらいがちょうどいい。
3連休になると、ちょっと持て余す。
しかも僕は、お酒が好きだ。
時間が空きすぎると、
なんとなく飲む時間が増えてしまう。
それがあまり良くないのも、自分でわかっている。
だから思う。
休みが多いより、
ある程度働いている方が、今の自分には合っている。
今回、バイトに入って1か月で
そういう“次の枠”の話が来た。
これって、かなりありがたいことだと思う。
もちろん、まだ正式に決まったわけじゃない。
でも、少なくとも
「この人、もう少し入ってもらってもいいかも」
そう思ってもらえたってことだ。
それが、うれしい。
一生懸命やってきた甲斐があった。
40歳になってから、
こういう気持ちになるとは思わなかった。
評価されるって、やっぱりうれしい。
しかも今回は、
肩書きじゃない。
自営業の店主だったから評価されたわけでもない。
ただ、目の前の仕事をちゃんとやって、
少しずつ覚えて、
真面目に動いていた。
それを見てもらえた。
それがうれしかった。
最近、店長も変わって、
いろいろ面倒くさいことは増えた。
やり方も変わる。
人が変われば、空気も変わる。
正直、やりづらいこともある。
「今までこうだったのに」
と思うこともある。
でも、それも含めて仕事なんだろうと思う。
どこの職場でも、
人が変わればルールが変わる。
それに合わせながら、
自分のペースも崩しすぎない。
それが大事なんだろう。
40歳で始めたバイト。
最初は不安だった。
でも今は、
少しずつこの生活が馴染んできた。
働く場所がある。
シフトがある。
必要とされる時間がある。
それだけで、
人は少し元気になれる。
働く時間が増えることが、
こんなにうれしいとは思わなかった。
明日からも、また頑張ろうと思う。
完璧じゃなくていい。
少しずつでいい。
でも、せっかくもらえたチャンスだから、
ちゃんと掴みにいきたい。
40歳でも、
まだ評価される。
まだ必要とされる。
それを、この1か月で少しずつ実感している。
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