「洗濯洗剤はアタック、掃除はマジックリン」
日本人なら誰もが一度はお世話になっているであろう、日本を代表する日用品メーカーの花王株式会社。新NISAで「応援したい身近な企業」として真っ先に名前が挙がる銘柄ですが、投資家の間では「配当は嬉しいけど、株価が全然上がらない……」という嘆きの声もよく聞かれます。
40歳で17年続けた自営業を卒業し、今はアルバイトをしながら「1円の重み」を噛み締めつつ投資をしている僕。生活者として花王の製品を愛用しているからこそ、この「株価の足踏み」の裏側にある理由が気になって調べてみました。
① ニュースの要約:構造改革と利益率の「壁」
元機関投資家の分析によると、花王株式会社の株価が長らく横ばいなのは、売上は安定しているものの「利益を出す力(収益性)」の回復に時間がかかっているからだと指摘されています。
現在、花王は「K27」という2027年に向けた大規模な構造改革の真っ最中です。不採算事業(儲かりにくい事業)の整理や、原材料費の高騰分を価格に転嫁する(値上げをする)動きを進めていますが、その効果がまだ株価を大きく押し上げるほどのインパクトになっていないのが現状です。一方で、37期連続増配という驚異的な記録を更新し続けており、投資家にとっては「キャピタルゲイン(値上がり益)」よりも「インカムゲイン(配当金)」を重視する銘柄という評価が定着しています。
② このニュースを見て僕が思ったこと:「守り」の強さが「攻め」を隠している?
このニュースを見て僕がまず思ったのは、「花王って、まるでお父さんのような会社だな」ということです。
毎年必ずお小遣い(配当)を増やしてくれるし、家の中に必要なものは何でも揃えてくれる。でも、新しいことに挑戦してバリバリ稼いでくるというよりは、今の生活を守ることに必死……。そんな印象です。
投資家は常に「次はどんな新しいワクワクをくれるのか?」を期待しています。花王のような巨大企業になると、少しの改善ではなかなか「成長」として評価されにくい。そのもどかしさが、今の横ばい状態に現れている気がします。
③ 40歳・再スタート中の僕が感じる「連続増配」のありがたみ
17年間の自営業を辞めて、今は時給で働くアルバイト生活。40歳からのリスタートで僕が一番大切にしているのは、何よりも「継続すること」の難しさです。
37年もの間、バブル崩壊もリーマンショックも乗り越えて配当を増やし続けてきた。これって、僕のようなリスタート組からすれば「とんでもない偉業」です。
バイトで疲れて帰ってきて、花王のハンドソープで手を洗うとき、「この会社も今日も頑張ってるんだな、俺も配当をもらう権利があるんだな」と思うと、少しだけ心が軽くなります。株価が跳ね上がらなくても、毎年約束通りにお金を振り込んでくれる安心感。これは、将来に不安を抱える世代にとって、立派な投資価値だと言えるのではないでしょうか。
④ このニュース、今後どうなる?投資ブログとしての考察
今後の花王株式会社について、初心者目線でいくつかのポイントを予想してみます。
• 2026年の「打ち手」が鍵: 2026年からは海外事業の拡大や、株式分割(1株を2株にするなど)といった「株を買いやすくする工夫」も予定されています。これで新しい投資家が増えれば、横ばいを抜け出すきっかけになるかもしれません。
• 「価値転嫁(値上げ)」の浸透: 私たちの家計には痛い話ですが、花王が適切な利益を確保できるようになれば、利益率が改善し、投資家の評価も変わってくると考えられます。
短期的に2倍、3倍になるような爆発力は期待しにくいですが、大嵐の中でも倒れない「資産の土台」として、じっくり付き合うには最高の銘柄のひとつだと僕は思っています。
⑤ 最後に、皆さんに聞いてみたいこと
「株価が上がらなくても、配当が増え続ける株」
あなたは、自分のポートフォリオ(持ち株の組み合わせ)に、そんな「守りのエース」を入れたいですか?
それとも、やっぱり「ドカンと上がる夢」を追いかけたいですか?
新NISAの成長投資枠、あなたなら花王のような「コツコツ継続型」をどう位置づけるか。ぜひ、皆さんの等身大の考えを聞かせてください。
※細心の注意を払っていますが、主観や見落としがあるかもしれません。僕も日々勉強中の身ですので、最終的な投資判断は必ずご自身でも情報を確認した上で行ってくださいね。
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