最近、投資界隈を賑わせているビッグニュースといえば、あの「PayPay(ペイペイ)」のナスダック(NASDAQ)上場ですよね。普段の買い物で当たり前のように使っているスマホ決済アプリが、日本の東証をスルーして、いきなりアメリカの市場へ殴り込みをかける。この「東証スルー」という決断の裏には、日本の投資環境に対する強烈なメッセージと、とてつもない野望が隠されています。
今回は、なぜPayPayは日本を選ばなかったのか、そしてその成功の先に「時価総額100兆円」という異次元の目標を掲げる日系企業の正体について、生活者目線で紐解いていきたいと思います。
1. ニュースの要約:PayPayが米国市場を選んだ理由
ソフトバンクグループ傘下のPayPay株式会社が、米ナスダック市場への新規株式公開(IPO)を申請しました。特筆すべきは、日本国内で7,200万人ものユーザーを抱えながら、日本市場(東証)を経由せず、米国市場に直接上場するという点です。
背景には、フィンテック企業(金融×IT)に対する日米の評価の差があります。日本では「今いくら稼いでいるか」という利益が重視されがちですが、米国ナスダックは「将来どれだけ化けるか」という成長性や、決済データを軸にしたプラットフォームの価値を高く評価してくれます。より高い時価総額(評価額)を狙い、世界中から資金を集めるために、彼らはあえて「アウェー」の米国を選んだのです。
2. このニュースを見て思ったこと:日本の「縮みゆく市場」への危機感
このニュースを初めて聞いたとき、正直なところ「あぁ、やっぱりな」という寂しさと、「賢い選択だ」という納得感が入り混じった複雑な気持ちになりました。
17年間の自営業を経て、今はアルバイトをしながら投資を勉強している僕の目から見ると、今の日本市場はどこか「守り」に入っているように感じます。新しいことに挑戦する企業を応援するよりも、失敗しないことを求める空気が強い。
PayPayが東証ではなくナスダックを選んだのは、単なる資金調達の手段ではなく、「日本国内の物差しで測られたくない」という意思表示のようにも見えます。世界を代表するIT企業(GAFAMなど)と同じ土俵で評価されなければ、本当の意味での大逆転は起こせない。そんな覚悟を感じるんです。
3. 今後の考察:100兆円企業は生まれるのか?
ニュースの中で注目されているのが、PayPayの大成功をモデルケースに「ナスダック上場から100兆円企業を目指す」という日系大企業の存在です。これは、親会社であるソフトバンクグループ(SBG)の孫正義氏が描く、壮大なビジョンそのものだと言えるでしょう。
現在、日本の時価総額トップであるトヨタ自動車でも約40〜60兆円(時期によりますが)です。100兆円というのは、AppleやMicrosoftといった世界の超巨大企業と肩を並べるレベル。
今後どうなるかを予測すると、PayPayの米国での評価が「日本発のプラットフォーム」の試金石になります。もし、PayPayが米国で高く評価され、株価が急騰すれば、後に続く日本企業もこぞって米国を目指す「大脱出」が始まるかもしれません。そうなれば、日本の投資家も「米国株を通じて日本のサービスを買う」という、少し不思議な逆輸入現象が当たり前になっていくでしょう。
ただ、米国市場は期待が大きい分、結果が出なければ容赦なく売り叩かれるシビアな世界です。40歳の再スタート組としては、この「お祭り」に全力で乗っかる勇気はありませんが、少なくとも「日本国内のニュースだけ見ていては、チャンスを逃す時代になった」ことだけは間違いなさそうです。
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普段使っている身近なサービスが、日本を飛び出して世界で勝負を仕掛ける。応援したい気持ち半分、日本市場の地盤沈下への不安半分……。
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