無職の2週間

今日、ふと思った。

17年間働き続けた時間よりも、

無職だった2週間の方がきつかった。

これ、たぶんあまり共感されないかもしれない。

「働いてる方が大変でしょ」って言われると思う。

でも僕にとっては違った。

朝起きても、行く場所がない。

電話も鳴らない。

誰からも必要とされていないような感覚。

あの2週間は、本当に長かった。

17年間、自営業で働いてきた。

休みはあっても、完全に“無”になることはなかった。

仕込みがある。

注文がある。

考えることがある。

常に誰かのために動いていた。

でも店を貸しに出してからは、何もない。

やることがないって、こんなにきついんだと思った。

自由なはずなのに、全然楽しくない。

時間はあるのに、落ち着かない。

何をしていいのか分からない。

テレビを見ても頭に入らない。

スマホを触っても虚しい。

「俺、社会と切り離されたのかな」

そんな感覚になった。

あのとき初めて、気づいたことがある。

働くって、お金のためだけじゃない。

社会とつながっている感覚。

誰かの役に立っている感覚。

それがあるから、踏ん張れていたんだと。

バイト2日目が終わって、

「ちゃんと働いてるな」と思えた瞬間、

ちょっとだけ安心した。

ああ、自分はまだ社会の一部なんだって。

無職の2週間は、正直きつかった。

でも、あの時間があったから、

働けることのありがたさが分かった。

宝物…とまでは言わない。

正直、あまり戻りたくない時間だ。

でも、あの2週間がなかったら、

今のこの気持ちはなかったと思う。

きっと人は、

失って初めて気づく。

当たり前だったものの価値に。

もし今、仕事がしんどい人がいたら、

一度だけ考えてみてほしい。

その場所があること自体、

実はすごいことかもしれない。

そしてもし、今無職で苦しい人がいるなら、

それはあなたが弱いからじゃない。

社会とつながりたいと思える、

真面目な人だからだと思う。

あの2週間は、きつかった。

でも確実に、僕の中で何かを変えた時間だった。

あなたにとって、

「あの時間があったから」と言える瞬間はありますか?

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